日本史はこんなに面白い 半藤一利 文藝春秋


文藝春秋社で、週刊文春や、文藝春秋の編集長を歴任された方です。「日本のいちばん長い日」を書かれた人と言われると、「あー」と言われる方も多いのかもしれません。私もその口でした。昭和史というのがいいのでしょうか。近代日本の本当の姿と言うのを追い求めた方なのかもしれません。
ご本人は歴史探偵と言われているようです。この本では、文藝春秋時代に作ったであろう人脈を使って、様々な魅力的な人との対談をして、纏めておられます。
やはり、近代史分野はお強いのか、かなり突っ込んだ内容を話されていますが、私にはあまり関心のない分野になります。やはり、中西進氏との聖徳太子、高橋勝彦氏とのアルテイが面白かったし、欲を言えば、もう一歩突っ込んでほしかった箇所でもありました。なるほどなーと思えたのは、井沢元彦さんの織田信長像、荒俣宏さんの妖怪も面白かった。
でも、買うほどの本じゃないようにも思います。
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Pasted Graphic 4

読みやすさ  ★★★★
着想の奇抜さ ★★★
論理の力強さ ★★